僕が新人さんや実習生に必ず伝えたい事の二つ目は利用者に対し、「可愛がり殺しはするな!」ということ。言葉は乱暴に聞こえるがそのくらい強調してでも足りないくらいの思いがある。なぜなら昔、施設勤務をしていた頃の私が繰り返していた過ちだからだ。
勉強不足だった駆け出しの私は何でもかんでも代わりにしてあげる事が正しい選択だと思っていた。ある意味不自由な方の介助をすることがいつの間にか過大な美徳としてとらえ、優越感におぼれていたのかも知れない。多分当初から残存機能を活かす介助を指導されていたのだと思うが気付くまでに数年かかってしまった。
とても大好きだったおばあさんが身体も自身で起こせないくらい寝たきりになったときはじめて考えた「この人を寝たきりにしたのは何なのだろう?」って。
病院のせい?ちがう、病気のせい?それだけじゃない。接している人つまり我々介護者だった。その時だけのやさしさにはしり、その人が出来る事を取り上げ出来ないようにしてしまった。1回したから直ぐに変調するものではないと思うが、逆に時間をかけていく分、罪深く感じる。今まで何人の残存機能を奪ってしまったのか愕然とした。
これをきっかけに私は後輩や実習生に同じ嫌な思いをさせたくなくて伝えるようになった。
いつか自分の親にもそして私も介護を受ける時、寝たきりにさせたくないし、なりたくない。だから一生誰かに訴えかけていこうと思う。
まずはその人をよく知り、時にはなだめたり、勇気付けたりしながら出来るところを増やして自分の意思でいつまでも行動できるように上手に導いてほしい。
自立を促す第一歩は「~できますか?」と尋ねる事から!絶対忘れないで下さい。利用者の未来をみんなで守りましょう。 本部 古川
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