私の家の台所にはガスコンロが三つ並んでいます。丁度三角形の形で並んでいるのですが、手前二つは大きくてよく使うコンロ。もう一つのコンロは小さくて奥にあるので二つが使われていない時以外は使わない、私は……ですが。
今朝、「味噌汁が出来たのでお椀についで」と云われたので鍋をおろして味噌汁をお椀に注ごうとしたのですが、奥のコンロに鳥のスープが入った鍋が置いてある(私には置いてあるとの認識しかなかった)のに気が付きましたで、そのまま、スープに火を入れるために味噌汁のコンロに移して加熱し、そのままテーブルについて朝食を摂ろうとしました。 その時、妻が「なんしよっと。火がついとうやん」とおらぶ。見ると、奥のコンロから火が出ているではありませんか。
妻からは、『ボケてきよちゃけん、気を付けんと火事になる』 と朝から悪態をつかれる。今日最もラッキーな星座は「やぎ座」と叫ぶテレビがうそっぽく聞こえる。
どうして、こんなヒヤリハットが起きたかご飯をたべながら考える。 直接の原因:スープの鍋を移動させた時にコンロの火を確認しなかった。 背景要因(何故、火を確認しなかったのか):①手前のよく使うコンロが空いていたため、奥のコンロは使われていないと思った。②スープ鍋が火を入れて直ぐ又弱火であった為まだ冷たい状態であった。③弱火であった為朝の忙しい中、気が付かなかった。④朝食の妻の作業の中に私が入って作業をした。
でも一番の原因は、パターン(マニュアルといっても良いかも知れないが)から外れた行為に対してあまりにも無頓着であった事。 世の中はパターンから外れた事の方が多いのに。ついつい、そんな大事な事を忘れてしまっている。 たまには、こんな小さなヒヤリで気持ちを引き締める事が必要なのかも。
桧垣 雅道