高齢者の老老介護、認認介護が社会問題になっている。子供は独立し、高齢者だけが、家に取り残される。
その認認介護そのもののご夫婦。またまた本日行政やら、社協やら包括やら大勢の人との話し合いが午前中かけて行われた。
「人の顔を見れば、金、金、金というあのお姉ちゃん(社協)が通帳を持って行って返さん。お金はみんな私にちょうだい!」とまくしたてる。生活安心サービスについて100回ぐらい説明し、契約書に署名捺印したあげく、この言いようだ。食費もヘルパー事業所が預かっているので、お小遣いとしてわたされる小口の金額が不満のよう。それならば・・・・と食費分も本人が管理をするということになった。家賃、光熱費は絶対に社協にやってもらわないと悲惨なことになるので、死守する。この代替え案に、やっとにっこり笑って「OK」といってくれた奥様。ふう~
ご主人は、話を聞いて、5分後には、「俺は何も聞いとらん。」と認知症状もだいぶ進んでいる。
このご夫婦がこれから地域で安心して生活していくためには・・・・?これ以上認知がすすんだら・・・?問題山積。
どんな喧々ごうごうの話し合いになるかと思いきや・・・・ひさしぶりの大勢のお客に奥様大興奮。かしわご飯を振るまい、里でつけたという大量のきゅうりの漬物をテーブルに出して、食べろ、食べろ!とせまる。この漬物がすごくおいしくて、私も思わずぱくつき、なごやかに会議は終了した。おいしい、おいしいの大合唱にご満悦の奥様。
そうなんだよ。愛嬌ある、いいご夫婦なんだよ。出来るだけ長く、この場所で暮らしていこうね。
宇野 恵子