私が担当する利用者に一人だけ後見人がいる人がいる。本日、その後見人がいることのすごさを体験した。
認知症の母親と知的障害の息子様。後見人は母親についている。まだ若い知的女性。社会福祉士会からの派遣だ。最初にこの親子のことを相談した包括職員が「後見人をつけたほうがいいでしょう。」と言った。難しい手続きも全部包括まかせ。ケア会議の席で、後見人が裁判所より認可されましたと紹介を受けた。
この親子の今にも崩れそうなアパートからの転居を計画して早一年。やっと来月には実現する。社会福祉協議会が生活費を管理するようになって、生活保護受給者なのに、びっくりするほどの引っ越し費用がたっぷり貯まっている。多くの行政をからませたことがよかった。それぞれが得意分野で実力を発揮している。
本日、介護保険証更新によるサービス担当者会議を開催した。介護サービス事業所だけでなく、支援する行政関係者も全部呼んだ。自宅にはとても入らない。アパートの駐車場での青空会議になった。その席で、後見人が発言した。
「住所変更手続きは本日終了しました。保護手続き、住宅扶助関連の手続きも続行中です。不動産契約は本日午前中にすませました。あと、引っ越し日が決定すれば、各光熱費関係の手続きをします。ほとんどの家具、家電品を新調したいと思っていますので、来週買い物に行きます。予算は30万円を予定しています。」
あっけにとられるほどのすご技だ。。
去年の暮を思い出す。後見人などいないある利用者の引っ越しをせざるを得なくなった。生活保護で、お金はほとんどない。本人は認知症はないものの、足が不自由で、外出もままならなかった。2万円でリサイクル屋めぐりをして家具、家電をそろえた。後見人が言った全ての手続きを一人で行った。ケアマネ業務の合間をぬってのことだから、そりゃあ、忙しかった。
それに比べると、今回はなんと恵まれているのだろう。ある意味、これだけの支援者がいる、この親子は幸せだと言えるだろう。
あまりのカビと埃と湿気で、持病の喘息発作が出現し、この家のヘルパー業務をギブアップしたヘルパーのKさん。今度の家は新品の家具やふとんだよ。きっとサービスに何の問題もないよぅ~!!
宇野 恵子
コメント