私の利用者の中で最高齢だった人が亡くなった・・・・
ショートステイ中に誕生日がめぐってきたので、施設を訪問して、施設職員とともに、103歳を祝ったのは、ついこの間のことなのに・・・ハッピーバースディと歌うと照れくさそうにしていた。
ショートが終わり、自宅を訪問すると、あの時のフラワーアレンジメントがちゃんと自宅に飾ってあった。家族が、「もう、枯れかかっているし、荷物になるから、捨てようか?」と聞いたら、がんとして承知しなかったらしい。最初介護サービスを受け入れなかったが、ショートステイだけは、気に入ったらしく、「次はいつか?」と聞かれていた。会えば、喧嘩ばっかりしている父と娘。でも、父親と喧嘩はするけれども、自宅にいる時は、毎日バスで通って世話をされていた娘たち。この父と娘たちとの怒鳴りあいをまじかでずっと見てきた。愛情がなきゃ、ここまで世話は出来ないよなあ・・・と思いつつ。
本日、そのショートステイ先から、実績報告とともに、亡くなった利用者についてコメントが書かれていた。
「ショートステイをとても楽しみにされていました。理由を聞くと、ショート中は、娘たちがやさしい言葉をかけてくれるからと言われました。○○様の人生にかかわれたことを感謝します。」とのコメント。なんだか目頭が熱くなった。愛情はあっても実際に介護するとなれば、大きな声もでていたのだろう。ショートに預けていても、毎日顔を見せていた娘たち。直接の介護がないことで、娘様たちも心の余裕ができて、ありったけの優しさで接していたのだろうなと想像する。
うん。これこそが介護の理想だと思う。家族は、精神的な援助、実際の介護は介護のプロにまかせる。
しかし、問題は、まかせっぱなしの家族もなんと多いことか・・・・
宇野 恵子
コメント