要介護5で全介助が必要な利用者を、奥様が一人で介護されている。ほとんど老老介護であるが、リフト操作もなれたもので、ベッドから利用者をリフトで釣り上げ、車いすに上手に乗せている。
その奥様のお母様が本日亡くなったらしい。あわてた様子で電話がかかってきた。
「急にごめんなさい。お通夜とお葬式にでない訳にはいかないから、私が留守の間、ヘルパーさんをお願いしたいのだけど・・・・」
「わかりました!」パニクッている奥様が電話口から伝わってくる。
幸いに利用している二つの事業所から調整できましたとの返事。よかった~ お母様とゆっくりお別れしてきてくださいと奥様に伝えた。
そして、ただでさえ、ヘルパー稼働が極端に少ない日曜日に、急なサービスを依頼した事業所からほどなくファクスが届く。その文面に泣かされた。
「奥様の心配事が少しでも軽減する為のご協力が出来ればと思っております。他にも何かお手伝いできることがあれば、ご連絡ください。」
70歳を過ぎた奥様の心情に配慮したサービス提供責任者の文面。文章に心を添えるって、こういうことを言うのだろうなあと思う。
宇野 恵子
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