今日から、うちのケアプランでは、利用者の訪問を始めた。2月はいつもの月より3日少ない。急げ、急げと事務所を飛び出していく。
本日訪問したある利用者。明日が誕生日だが、休日のため、本日フラワーアレンジメントを持っていった。
「誕生日、おめでとうございま~す。」と言って花を差し出すと、とても喜んでくれ、ニコニコしている。
「明日でいくつになりますか?」と尋ねる。う~ん・・・としばらく考え、
「いくつになったかねえ。65歳ぐらいやろ?」 へっ?!65歳?と思って、生年月日を確かめる。
「あのねえ、76歳になるんですよ。」 「ええ?嘘やろ~!76歳?こりゃあ、驚きやねえ。私は、そげん年とっとったと?」とどこまでも府に落ちない様子。本気で不思議がるその様子を見て、私は言った。
「大丈夫です。65歳とずっと思って気を若く持つことは、いいことですよ。」
一人暮らしだが、仕事が休みになると、必ず娘様がお世話にこられている。いい娘様で、幸せですねと言うと、返ってくる言葉はいつも決まっている。
「そりゃあ、どんだけ可愛がったと思うね?」とすまして言う。
この仕事をしていると、さまざまな親子関係を見る。いい親子関係だなあと思う家族に、同じ質問をすると、やはり同じような答えが返ってくる。
愛されたという記憶があることは、とてもとても大切なこと・・・・・
宇野 恵子
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