低所得者が弁護士が必要な法的問題と直面したときに、『法テラス』に相談すれば、無料で相談が受けられる。
研修でもそういう組織があることは、承知していたが、本日、初めてその法テラスとやらに出向かなければならない問題が発生した。役所の保健福祉課、包括のスタッフと一緒だったのだが、弁護士と話が出来るんだと、ちょっとワクワクしながら、利用者に同行した。
15年前に100万円借金して、ずっと返済していたが、その返済が数年前から滞り、まだ、元金も30万円あるという通知が信販会社からきたのだ。生活保護を受けており、返済能力はない。
しかも利用者は、認知症を発症している。弁護士の「この借金は、確かにしたのですね?」という問いかけにも、
「さあ、覚えとらん。でも、この契約書の字は、俺の字やなあ・・・・いつ、借金したのかなあ?」と心もとない。
弁護士が仲介に入り、債務の調査をしてくれることになった。初めて知ったのだが、この法テラスに相談すると、弁護士が入ったという情報が審判会社に流れ、いわゆるブラックリストにのるので、今後は、どこの会社からも借金は出来なくなるのだそうだ。へえ~、そうなんだあ・・・・
弁護士はとてもわかりやすく説明し、親切だった。しかし、
「普通に、弁護士に頼んだら、30分の相談で5万円ですよ。全部処理がおわったら、50万とか100万円がいるのですからね!」なんて、そんなことを盛んに強調する。この法テラスに相談することがいかにお得なのかをアピールするあたり、さすがに、弁護士様様なんだなあと思った。たしかに、低所得者でも、無料、あるいは、低料金で相談できるというメリットは大きいよなあ。いいシステムが出来たものだと思う。
宇野 恵子
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