うちの会社が利用者の誕生日に花束をプレゼントすることになって、数か月。
なかなか利用者に喜ばれている。ケアプランは、手造りのフラワーアレンジメントを作っている。100円ショップで、かき氷用の容器、きれいな包装紙、札、リボン、オアシスなどを調達し、生花はスーパーで当日買う。スーパーで売っている花って安いんだ。
利用者の誕生日当日は大わらわ。アレンジメントの資格がある社員の指導を受けつつ、わいわい言いながら、作っている。プロが作ったものとはかけ離れているけど、そこはご愛敬。
ある利用者を訪問した。チャイムを鳴らし、玄関ドアがあいた瞬間、訪問介護事業所のスタッフと二人で、ハッピバースディ、ツーユー♪と歌った。なぜだか、歌っている私の胸がキューンとなる。利用者は、思いがけないプレゼントで、顔をくしゃくしゃにして、顔を手で覆った。
本日山下ケアマネが届けたあと、事業所に帰ってきて報告した。
「○○さん、『生まれて初めてもらったあ!!』と喜ばれましたあ!」とのこと。手造りしているからこそ、一緒に誕生日をお祝いする気持ちがケアマネにも高まるのかなあ・・・と思っている。誕生日を祝ってもらうのって、年には関係ないんだと改めて思う。
さて、昨日からの懸案事項。はたして利用者ご夫婦は安心生活支援センターの利用継続を承知されるだろうかと心配しながら、訪問した。区役所主査がじっくり話を聞き、訴えにひとつひとつ頷き、気持ちを落ち着ける。やっぱり上手やなあと感心しながら話しを聞く。この主査、忙しいだろうに、面接にもお金の受け渡しにもすべて立ち会われた。なんと熱心な役所の人間だろうと感心する。で、めでたく継続することになった。よかった、よかった。1万円を二日で使い果たした理由を聞くと、
「孫が、おばあちゃん来たよって訪ねてきたからね、ご馳走つくって、お小遣いをあげて、服を買ってあげたら、もうなくなるよ。」と答えた。一同納得し、
「しょうがないよねえ・・・孫はかわいいもんねえ・・・」と答えた。
離れてくらす娘様が心配されているので、電話をして継続利用が出来るようになったこと、お金を使い果たしたのは、孫の訪問があって、しょうがなかったことを説明した。すると、
「それはあり得ません!孫がたずねるはずはありません。ほとんど縁を切ってます。」
・・・・・作話にみごとにだまされた私たちって・・・・
宇野 恵子
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