ケアマネージャーという仕事は、その人のこれまで歩いてきた人生を垣間見ることが多い。
要介護者となっていろいろなサービスを考える上で、どうしても介護サービスにどれくらいお金を出せるかということをきちんと確認しておく必要がある。私の利用者の中でも裕福な人、普通くらいの人、低所得の人とさまざまだ。
一番の裕福は、ダントツで、○○様。なんてたってヘルパーが24時間つきっきりでベッド脇にいる。で、自費がいくらかというと、聞いて驚けー!!一か月150万。今が昼なのか、夜なのかわからないくらい認知があるもので、夜中の3時に「おーい。」と呼べば、すぐに「はい。」と返事ができるのだ。紹介されて受け持った時に、その事実を知り、わが耳を疑った。利用者は品がよくとってもかわいいおばあちゃま。
じゃあ、生活保護受給者が一番困っているかといえば、そうではない。ちゃんと介護扶助があり、限度額までなら、自己負担はまったくない。ほかにも医療扶助があり、病気をしたってお金は一銭もかからない。体のあちこちが痛いといって、毎日内科だ、外科だ、眼科だという利用者を知っている。最近はマッサージにも行き出した。他にも住宅扶助があり、家賃も出る。生活保護受給者は結構恵まれているなあと私は思う。
一番かわいそうなのが、国民年金のみの利用者。わずかな年金と貯蓄ですべての支払いをまかなっている。もっと介護サービスが必要だと判断して提案しても、考えあぐね、「いいです。」と辞退される。
経済格差のことがよく新聞テレビで報道されるが、高齢者にも確実にそれはある。なんか切ないなあ・・・・
宇野 恵子
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