認知症などにより、生活費の管理がうまく出来ない利用者に、社会福祉協議会の『安心生活支援サービス』がある。
認知症の生活保護受給ご夫婦にこのサービスをお願いすることにした。3回社協のスタッフが面接を行い、どうにか了承が得られて、本日第1回目の金銭受け渡しに立ち会った。社協の方から、家賃がいくらで、光熱費がいくらで、その他もろもろで、いくらになります。今から、銀行に行ってこの金額をおろしてきますね、と言われ、社協は銀行へ・・・・その間、役所の人、包括の人、私と待ちぼうけ・・・・
このサービスを利用するのはいいが、毎回の面接に立ち会い、金銭受け渡しに立ち会いと、まあ、時間が取られること、取られること・・・・でも、公的機関がきちんとやっていることを肌で感じるし、今後生活の心配がなくなることを思うと、しょうがないかとあきらめている。
銀行から帰ってきて、必要経費を説明し、本人に渡されたのは、お小遣いの1万円のみ。2週間後にまた1万円渡されることになった。
さあ、やれやれ・・・と思ってスタッフが帰ろうとした途端、奥様が、
「これはどうしたらいいと?昨日米屋さんに行って、お金がないけど、いい?って言ったら、昔からのなじみだから、よかよかって言ってくれて、つけでこんだけ買い物したっちゃが・・・」
一同、がっくりきて、その場に座り込んだ。あちこち借金を作るから、このサービスを導入したというのに、利用者のほうが、上手だった。利用者はケロっとしている。6千円分の伝票を見ると、驚くことに、米は5kgで2700円と最高級だ。私だって食べたことはない。つけで買い物をしないよう、重々言い含め、一同退室した。
さて、大丈夫だろうか・・・・?
宇野 恵子