業務終了時間となった。本日の2件のサービス担当者会議の議事録とプラン変更を入力したら、さあ、連休に突入だあ!と思っていた時、電話のベル。要介護5の利用者の奥様からだ。
「デイケアから帰ってきた後ね、息苦しいって言ってるの。急いで吸引したんだけど、足は紫色になっているし、今、救急車呼んだの。そしたらね、今、出払っているから別の区の救急車を回すけど、20分くらいかかるって言われたの。どうしょう・・・・?」
びっくりした。救急車がすぐに来てくれないことで、きっと奥様はパニック状態になっているかも?と思うと、
「すぐに行きますね。私の方が早いかもしれない!」といって事務所を飛び出した。救急車と私が同時に自宅に到着したような格好となったが、顔色を見る限り、チアノーゼや意識障害はなく、一安心。熱が39.0度あるらしい。誤嚥性肺炎ではないかと心配された。
病院で結果が出るまで奥様と待機した。幸い、ひどい肺炎症状はなく、様子を見るため入院しましょうということになった。よかった、よかった。明日サービス予定の訪問介護事業所へ病院から電話し、キャンセルを伝えた。
本題はこれから・・・・21時すぎに事務所に帰ると、さっき電話した訪問介護事業所のサービス提供責任者からファクスが届いていた。
「熱発で入院されたとのこと。今朝サービスしたヘルパーに連絡したところ、一回むせがあったけど、あとは大きな変化はなく、驚いていました。奥様は大丈夫でしょうか?頑張っておられたので、落胆されているのではないか・・・と心配です。体調回復と一日も早い在宅復帰をヘルパー一同祈っております。」との文書。驚いた。わずか30分前に電話したのに、この対応の早さはどうだろう。すぐにヘルパーに朝の状況を確認し、ケアマネへ報告。奥様への気遣いも感じられ、感動すら覚えた。すぐに診察結果を報告したのは言うまでもない。
そして、もう一枚のファクスも届いていた。こちらは、以前に紹介した102歳の利用者。他人に世話されるのが大嫌いで、家族の世話さえ拒否が見られる利用者。そのサービス経過報告だった。
「本日2回目のサービスです。食事の声掛けをすると拒否なく摂取されました。アルバムを出し、昔の家族写真の説明をされました。汗をかいていたので、清拭を勧めましたが、これは拒否されました。これからもあきらめずに取り組みます。退室のあいさつをすると、『ありがとう』と言われました。本日は成功です。」いいなあ。本日成功ですの文章。訪問介護事業所が利用者のために、いかに一生懸命に向き合っているかがわかる2件のファクスでした。
宇野 恵子
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