訪問介護事業所には、必ずサービス提供責任者をおくことが法で定められている。しかし、このサービス提供責任者の仕事内容や地位保全については、あまり手がつけられていないように思う。
ヘルパーの同行、シフト作成、指導教育、利用者や家族、はてはケアマネージャーとの連携。数多いサービス担当者会議、モニタリング表、評価表・・・・・・それだけの業務があるのに、実際の介護サービスまで行っている。このサ責の仕事の多種多様さは、どこの事業所も頭が痛いのではないかと思われる。併設している訪問介護のサ責の悲哀をいつも横で眺めて気の毒になる。ケアマネの忙しさどころじゃないですよ、と言われてしまった。
それでも、地位がきちんと確立され、その報酬が定められているなら、まだどうにかなると思えるのだが・・・・ある大手の訪問介護事業所は、サ責が10人いるそうだ。なんという大規模事業所!しかし、サ責に連絡をとろうとしても、ほとんどつながらない。それは、日中常勤ヘルパー同様のサービスが組み込まれているから。夕方サービスが終わり、上記の仕事を始めるなんて、そりゃあ、無理というもの・・・・
でも、経営者からすると、働いた分だけ給料を払わなければならない登録ヘルパーがサービスするよりも、サ責といえど、固定給の常勤がめいっぱい入った方が、利潤が上がるということになってしまう。
行政はこの問題がわかっているのだろうか?サ責がどんな扱いを受け、どれだけ疲弊しているのか・・・・サービスに入らず、サ責としての業務を全うし、素晴らしい管理をしている事業所は、人件費がかかり、利潤だって少ない。反面、ヘルパーの管理や指導をする暇もなく、サ責自身がめいっぱいサービスに入ったほうが、会社の利潤があがるなんておかしい。
せめて、サービス時間は何時間までがサ責の一人とカウントするなどの規制が必要ではないかと思う。なによりも、サ責に対する介護報酬が定められていないから、こんな問題が起きる。
全国のサービス提供責任者様。矛盾と戦いながら、日々のお仕事お疲れ様です。身体だけは壊しませんように・・・・
宇野 恵子
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