最近よく貧困の連鎖についての報道がある。親の経済状況によって、子供は上級の学校に進めず、非正規社員やバイトなどの職につき、貧困がいつまでも続くというものだ。
この報道に共感するものがある。この私が子供の教育費にヒーコラ言っているからだ。それでも共働きだから、なんとかなっている。でも子供が大学を卒業するころには、親の財産は食いつぶされている。
私の知人に看護助手をしている人がいる。病院は資格社会である。その中で、資格のない者は、資格のあるものからあれやこれや指示されて動く。その中には、理不尽なものいいもあり、ぐっとこらえて仕事をしている。その人の娘が看護学校に行きたいと希望した。母は嬉しかった。自分のような無資格者にならずにすむ。看護師になると言った娘が誇らしかった。問題は、看護学校の授業料。年に150万円がいるらしい。共働きでやっと人並みの生活を営んでいる親をよく理解している娘は、奨学金を月に10万円受けている。驚いたのは、その返済方法。月に4~5万円を20年かけて返済しなくてはならないと聞いて、ため息が出た。
若い娘である。これから結婚、出産が控えている。もしかしたら、途中で退職するかもしれない。そんな中で、40過ぎまで、毎月返済を続けることが可能なのか?
私立大学にしてもそうだ。我が長女は私大だったから、初年度は入学金と授業料で150万円が飛んで行った。翌年から約100万円を払って、やっと卒業。はあ~とため息をつく暇もなく、次女が入学。しかも秋田だ。公立だから、授業料はべらぼうではないが、アパート代に生活費がかかる。
私がもし、母子家庭だったら、おそらく子供の希望通りの学校にはやれていないだろう。親の経済状態で子供が進路を自由に選べない社会はおかしいと切に思う。
社会に出る時は、みんなが同じスタートラインに立てないものか・・・・国を愛し、国民のために、しっかり働きたいと思う人だけが政治家になればいい。そうすれば、あんなに2世政治家がうようよすることもないだろうに・・・・
しかし、現実には、小学生の40パーセントが就学援助を受けている。その中にはきっと類まれな才能をもった子がきっといるだろうに・・・・
願わくば、貧困家庭の子供であっても、まっすぐにまっすぐに伸びていける社会であってほしい。
宇野 恵子
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