つい一か月前、子猫をもらってきた。知り合いから、「数日前に迷い込んできた野良猫なんだけど、うちでは飼えないから、あなた、いらない?」なんて言われてもらってきた。生後数か月のかわいい子猫ちゃん。数年前からいる我が家のシェルちゃんは、抱っこが嫌いで全く愛想がないが、このチビちゃん、隙あらば膝に飛び乗ってきてニャ~ンと泣く。うっ・・・可愛過ぎる・・・・
ところが、一週間前から、このチビちゃんが口内炎をおこし、出血や膿がでてくるようになった。この症状にピンとくるものがあり、動物病院へ駆け込んだ。我が家の一代目の猫は、野良猫だったが、3年後ぐらいに猫エイズにかかっていることがわかり死亡した。その最後はまさに、人間のエイズと同じでやせほそり、壮絶だった。獣医師の話では、野良猫の70パーセントは猫エイズウィルスを持っているらしい。野良猫同士の喧嘩でまん延しているのだ。
願いもむなしく、エイズ検査で・・・・黒が出た。本格的に発症すれば、どういう経過をとるか分かっているだけに、ため息がでる。これから下痢や口内炎など体調が悪くなるごとに動物病院通いが始まる。私の気持ちを知ってか知らずか、獣医師が「チビ、よかったね。宇野さんに拾ってもらえて、幸せだね。」
そうだ。うちのシェルちゃんに感染してないか検査しなくちゃ・・・そんでもって、人間にはまだワクチンはないが、猫エイズにはワクチンが開発されたらしい。シェルちゃんには感染していなかったので、ワクチン注射を3回打つことにした。
大騒動した日の夜、やっぱり私の膝にのり、私の顔を見上げてニャア~ンと愛想をふりまくチビちゃん。生まれてまもない頃、町を彷徨っている間に、どんな強暴なエイズウィルスを持つ猫に襲われたのだろうか?と考えると、切なくなってきて頬ずりした。(人間には感染しません。)
長生きは出来ないが、発症が出来るだけ遅くなるように願うしかないなあ。
それにしても、2匹のウィルス検査、ワクチン、鎮痛剤の注射、内服・・・・しめて2万数千円があっという間に、泡と消えた。我が家の定額給付金はかくして使い終わりました。
・・・・・グス・・・・・(涙)
宇野 恵子
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