先日、訪問介護事業所の古川管理者と一緒に面接をした。いろいろな話が終わったあとで、管理者が唐突に
「あなたが今まで歩いてきた人生は、ラッキーでしたか?それともアンラッキーでしたか?」
面接を受けたヘルパー希望の50歳代の女性は、間髪を入れず、
「アンラッキーでした!本当についていない人生でした。」と堂々と答えた。面接が終わり、古川さんに、質問の意図することを聞いた。それによると、元々この言葉は、かの偉大な経営者、松下幸之助氏がいつも面接時に質問していたらしい。「ちょっと拝借して、僕も毎回聞いています。」と茶目っ気たっぷりに笑った。
人が何十年と生きていれば、それなりの山あり、谷ありの人生をそれぞれが歩いてきたはずだ。どん底だと思った時に、「ああ、私の人生はついてない・・・」と単に嘆くだけの人なのか、どん底でも、家族が助け合っているじゃないか、あるいは、そのどん底から自分が努力し、どん底を抜け出した時に、自分にはちゃんと生きていく力があるじゃないか、私の人生も捨てたものじゃないと感じるか・・・・この質問により、その人がポシティブ思考なのか、ネガティブ思考なのかがすぐにわかる。
ネタばらしをしたあとに聞くのも何ですが・・・・
「あなたの人生は、ラッキーでしたか?それとも、アンラッキー?」
宇野 恵子