毎度お騒がせな認知症のご夫婦。ご主人は1分前のことさえ覚えていない、かなり進行した認知症だ。本日も保険福祉課や包括の行政とともに、介護サービススタッフが集まっての会議だった。社協のお金の受け渡しもあるので、いつも、半日仕事である。
そして、いつものヘルパーやらいらん!!と毎度毎度の訴えがある。しかし、とても二人だけでほおっておける状態ではないので、みんなで言いくるめて、なんとか見守りと観察を兼ねたサービスを実施している。それこそ、『ヘルパーが勝手に入ってくる。』と交番に駆け込まれようと、県庁に電話されようと・・・・
その奥様からたった今電話がある。えっ?もう20時だよ。また、なんの文句だろうと、身構えた。ところが、
「ハイ!○○です。あのね、今はいっているお姉ちゃんねえ、ようしてくれるとよ。部屋も綺麗にしてくれる!あんたから誉めとってよ。」ガチャン。え?え?
言いたいことだけ言って、私の話なんて聞きゃしない・・・・
しかし、まあ、ヘルパーを初めて誉めてくれた。そのヘルパーはうちのサービス提供責任者。隣の部屋にいるそのサ責に駆け寄り、「誉められたのは、あなたがはじめてよ。」と言った。
しかし、まあ、このご夫婦。生活保護で、お金はいつもピーピーなのに、お米はいつも5kg、3千円のものを食べている。会議に集まったみんなから、
「もっと安いのを買いましょうよ。」とどんなに言っても、お米は美味しいものをとのこだわりが強い。あげくに、
「米屋さんに行ったらね、お金はいつでもいいから持って行きなさいって、言ってくれる。私はお得意様なんだから!」と得意げに話し、「はい、これ請求書。」と差し出す。その場でバッタリ倒れる社協の二人と私と包括・・・・
毎月繰り返されるこの光景・・・・いつまで続くんだろう・・・
宇野 恵子